ワタクシ的な卒論執筆のテクニック

どうもシスター・シオナです(最近これ言わないと落ち着かない病にかかってます)。

今回は、自分への私信も兼ねて、

「ワタクシ的な卒論執筆のテクニック」

というテーマでやっていこうと思います。

たぶん物書きする人にとってもなにか使えるんじゃないかな?と思います。あくまで思うだけ。

「お?」っと思った方は続きへどうぞ。

「ワタクシ的な卒論執筆のテクニック」は、以下のコンテンツでお送りします。

0.注意事項
1.執筆の心得を教えて
2.文献の検索ってどうするのさ?
3.引用ってどうするの?
4.参考文献リストってどう書くの?
5.ぶっちゃけオススメのソフト教えて
6.その他雑記

となります。




0.注意事項

 注意事項ですが、私、社会学系の卒論を執筆したため、他の学問領域ではどう書くのかなんてわかりません!
なので、ここで書いてることがそのまま当てはまるわけではありませんよ。最低でも、
①自分の所属している学部/学科の卒論を一回でも目を通している。
②指導教員の所属学会誌を一回でも目を通している。
といった条件をクリアしてください(①は必須かも)。

 あと、以下書く内容はかーなーり独断と偏見が混ざってます。その点注意して読んでくださいね。




1.執筆の心得を教えて

 これは色々なサイトで素晴らしいことが書かれているので割愛します(「論文 書き方」でググってください。)!
 
 ………ダメですか?しょうがない。実際に私が心がけたことを以下書いておきますね。
 
①研究ノートを"毎日"つける
 まあ当然ですが、人間は頭のなかで考えたことを、記録も取らずに完璧に再現できるわけがありません。なので、研究ノートはかならず作ってください。
 研究ノートですが私は罫線入りのノートが嫌いなので、「キングジム レールファイルハッサム A4」というレールファイルにA4の紙束を10枚ほど挟んだものを使っていました。10枚書ききったらバインダーに挟むという感じです。
 で、ノートに何を書くかですが、私は以下のルールに則って書きました。

 a.日付
  何月何日に書きましたという証です。書き方は私の恩師である櫻井先生の書き方を参考にしました。名付けると、
 6ケタ記載法ですかね。具体的には(西暦の下2ケタ)(月2ケタ)(日2ケタ)(その他)と言った感じです。
  例:これ書いてるのは2014/4/3なので、140403と言った感じです。
 b.面談のメモ
  読んで字のごとく、指導教官との面談内容のメモです。はい。
 c.アイデア
  読んで字のごとく、自分のアイデアをかきました。

 以上の3つだけです。
 で、毎日つけるというわけですが、私だって人間です。ネタが出ない時が往々にしてあると思います。その時は日付だけ書いて終わる場合がほとんどです。
 まあ、そんな感じに、気軽に書けるノートってことで結構です(思い返して見返したら、131120の書き込みに「コーヒーと抹茶アイス合うわ―」とか書いてありました。一体何があったのか)。
 
②一日1センテンス書く
 実際に卒論を書くとなると、「やべえ、文章書けない」という時が来ると思います。そんな時は、一日最低一センテンス(一段落)書くことを心がけるといいかもしれませんね。これで結構救われたことが多数。ただ、注意することとしては、"最低"1センテンスなので、書けそうと思ったらガンガン書いていってください。この文章を理由に途中で手を止めないこと。
 
③1周間ごとに書いた文章を読み返す。
 あとで読み返してみると、「ここのつながりが変だなぁ」と思うことが多々あります。ので、1周間を区切りにして一度読みなおすことを勧めます。
 
④読書を欠かさない
 論文と言わず文章を書くには語彙力が必須になります(こんなテストがあるぐらいですから。ちなみに私がやったら5万語を越えているそうです)。で、語彙を鍛えるにはどうすればいいか。答は単純に、本を読んでください。ただ、なんでも読めばいいというわけではありません。直近の私のオススメは、東浩紀著『セカイからもっと近くに -現実から切り離された文学の諸問題 』と宮台真司著『「絶望の時代」の希望の恋愛学』ですかね。それか、大学院進学をする人だったら、盛山和夫著『社会学とはなにか -意味世界への探求』もオススメ。
 で、読んでみて「この表現使えそうだな」と思ったらどしどし使ってみていいと思います。ただし、丸パクリはダメ!今(2014/4/3)結構騒がれてますし、丸パクリだけはしないでください。あくまで論の進め方とか語彙を使えという話です。
 
⑤誰が読むのか、を考えよう。
 当然ですが、卒論とはいえ論文であること、ひいては書きものであることに間違いはありません。なので、どんな人に読んでもらうのかということは考えてください。自分だけがわかればいいは通用しませんよ?
 
 以上、5つの点が私の執筆時の心得です。何かの参考になればいいなぁ。
 
 


2.文献の検索ってどうするのさ?

 代表的なのはCiNii Articlesと姉妹サイトのCiNii Books。そしてGoogle Scholarでしょうかね。ここで大抵のものは見つかるでしょう。これら3つの使い方は、各サイトの検索バーに単語を入力するだけです。恐らく大学のパソコンからであれば大抵の文献は読めるはずです。
 
 ただ、これでも見つからないものがまれにあると思いますので、そういう時は素直に大学の図書館に問い合わせるか、指導教員のところに相談に行きましょう。報告・連絡・相談はどこでも大事なのです。




3.引用ってどうするの?
 引用、最近色々問題になっているものですね。とりあえず、早稲田大学の「レポートにおける剽窃(盗用)行為について」を参考にしよう………としたら何故か現在そのページが開けない。困った困った………。
 そういう時のキャッシュページですよね―。というわけで改めて、「レポートにおける剽窃(盗用)行為について」を引用しましょう。これによると、引用の成立する条件は、
  引用の成立する要件
  1.自己の記述と引用部分を明白に区分していること
     (例)引用の文章全体を「」(一重カギカッコ)でくくる
  2.引用部分ごとに出所を明示すること
     (例)著者名、著書(あるいは論文や記事)のタイトル、当該ページ数(および出版社や出版年)など文献情報を明示する
  3.引用部分の総和(合計)は文の総量に対し、従の関係にあること
  4.引用する必然性があること
だ、そうです。簡単にまとめると、
①一目で引用とわかるようにし、
②引用した出処を明記し、
③全体に対して多すぎない程度に利用する。
ということです。
 
 じゃあ、具体的に引用ってどうやるのってことですが、主に2つの方法があります(以下の記載方法は日本社会学会 社会学評論スタイルガイドを参考に作成しています)。
①直接引用
 これは、他人が書いた文章をそのまま書き写す引用方法です。例を一つ出すと、
「宮台真司は若者の音楽聴取の文化について次のように述べている。
 
  若者たちは音楽を漫然と聞き流していると見えても、実は、①周囲とのコミュニケーションの助けになるもの、
  ②自らの〈世界解釈〉の助けになるもの、を無自覚的にであれ厳密に選択している。(宮台 2007:20)
 
この点については……」
上の文章の一行開けて書かれた部分、これが直接引用になります。で、次の節(4.参考文献リストってどう書くの?)でも触れますが、誰の、どの文献を使ったのかは明確にしてください(この場合だと、(宮台 2007:20)といったように)。

②間接引用
 これは、直接引用と違い、内容をまとめて使う場合の引用方法です。例として、
 「宮台(2007)によれば、若者は一見音楽を聞き流しているように見えるが、実際は周囲との交際や自身の〈世界解釈〉のために無意識に選択しているという。」
 といったものになります。
 
 個人的には、下書きの段階であれば直接引用多めでもいいと思いますが、読みやすさを考慮すると、間接引用を多めにしたほうがいいんじゃないかなぁ、と思ってます。
 
参考文献
宮台真司,2007,『増補サブカルチャー神話解体――少女・音楽・マンガ。性の変容と現在』ちくま文庫
 
 


4.参考文献リストってどう書くの?
 とりあえず、ちょっとでも参考にした本は全部乗っける、というのがいいのではないでしょうか。私の場合、関係ある海外の英語文献をガンガン読んでそれを乗っけましたし。
 で、書き方ですが、私の所属する大学は幸いにしてEndNote Webというサービスに加入していました。で、私はこの機能を使ってリストを作成しました。で、そんな機能なんてないよって人向けに書いておきます。

基本的に日本語の文献の場合(たぶんこれがほとんどでしょうが)、
著者名,出版年,『タイトル――サブタイトル』出版社名 の順番で書きます(何度でも書きますが、流儀によって違うのでここは参考までに!)。
例をあげると、
 川越敏司,2012,『はじめてのゲーム理論――2つのキーワードで本質がわかる』講談社
といった具合です。
 まあ、ちょっとでも使いそうだと思ったら、本の名前と著者名ぐらいはメモをとっておきましょう。
 
人によっては外国の文献を使用する場合があると思います。その場合は、
著者のファミリーネーム, ファーストネーム ミドルネーム, 出版年, タイトル: サブタイトル, 出版都市名: 出版社名.
例をあげると、
Giddens, Anthony, 2001, SOCIOLOGY: Fourth edition, Cambridge: Polity Press.
となります。大事なのは、タイトル:サブタイトルを斜体で書くということです。
 
 たぶんこれで最低限なんとかなると思いますが、自分の所属するところの流儀に則って書いてくださいね。

 


5.ぶっちゃけオススメのソフト教えて

 これ、リアルでもよく聞かれます。個人的にはとりあえず、
必須
・Microsoft Office Professional 2013 アカデミック
  これは本当にお勧めします。アカデミック版なので割と安くで購入できます。参考までに同じ機能を持つProfessionalを買うと、約65,000円します。主に使うソフトはWord,Excel,ONENOTEの3つですかね。
  ※ONENOTE2013、何故か無料配布してますね(リンク先はこちら)。腹立たしい…。ので、Word,Excelが入っていればOKです。
・Googleのアカウント
  これは、データのバックアップ用にとっておくといいと思います。卒論が消えるなんて悪夢でしかないので、定期的なバックアップのために、専用のアカウントを取っておいて損はないと思います。
あれば捗る
・IBM SPSS Statistics Premium Grad Pack 22.0
  言わずと知れた統計解析ソフトですね。これは学生向けライセンスで、1年契約で利用できます。実際IBM SPSS Statistics Standard Grad Pack 22.0でもいいんですが、個人的に統計手法が勉強したかったこと、(結局使いませんでしたが)クラスター分析をするためにPremiumを購入しました。
・Story Editor
  相当前(10年以上前!)に作られたフリーのアウトラインプロセッサーです。これはすごく便利。Windows7以降の使い方は、「STRYEDITE.LZH(462KB)[Setupなし]」を選択して、解答したフォルダ内のstory editorを起動してください。これに替わるいいソフトはないものか。





6.その他雑記

 特に10月過ぎてよくやらかすのは、「卒論が消えた!」ってことです。私の目の前でやっちゃった人がいました。
そういう悲惨な事故をなくすために、定期的なバックアップを複数箇所に取ってください。
 私の場合、
①書いたファイルをUSB2つに保存
②書いたファイルをGmailに自分宛てに送信
③書いたファイルをhotmailで自分宛てに送信
という手順を取りました。これで都合バックアップが4つ存在することになります。

あと、非常に有効なのが、Officeソフトのバックアップ設定です。設定の仕方は、Word2010を例に取ると、
①左上の「ファイル」をクリック。
②オプション>保存の順に選択して、「次の間隔で自動回復用データを保存する」にチェックを入れる。
③「保存しないで終了する場合m最後に自動保存されたバージョンを残す」にチェックを入れる。
これでOKです。

ついでに、パソコンの耐用年数を考えると、4年生に差し掛かるとかなり不調が出てくると思います。なので、直接パソコンに重要なデータを保存するのは避けたほうがいいと思います。また、お金に余裕があるならパソコンを買い換えることを勧めておきます。






今回はこんなものかなぁ。ではではノシ




14/04/11追記

先生より東京大学教育学研究科の「信頼される論文を書くために」というものを紹介されました。ぜひご一読を!
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